髪の毛ってどんなふうになってるの?


私達の髪は3つの層に分かれていて、例えるならお寿司の”のり巻き”みたいな形をしているんです。

髪の一番外側にあるのが「キューティクル」。のり巻きでいうと”のり”の役目。魚のうろこのように重なりあっていて、ご飯や具といった中身、つまり髪のうるおいをくるりと包んで守っています。

キューティクルの内側にある潤いとは、のり巻きご飯にあたる「コルテックス」です。コルテックスは髪の約90%を占める大切な存在。お米が体を動かす主食ってことと同じですね。

髪には欠かせない水分・油分があるほか、「間充物質(マトリックス)」という大切な栄養素を含んでいます。また、のり巻きの味に深みを出す黒ごまは、髪の色を決める「メラニン色素」です。

ご飯の中心には、のり巻きの具があります。これが「メデュラ」です。メデュラは髪の芯に当たりますが、その役目はまだ解明しきれてない、神秘的な存在です。

細い髪にはメデュラは存在しません。髪を守るキューティクルが傷むと、内側にあるこんなにたくさんのうるおいが髪から逃げてしまう…

だから、キューティクルが傷むイコール髪が傷む、といわれるんですね。

・キューティクル…髪の表面にある保護膜のような組織で、これが壊れると髪が傷みます

・メデュラ…髪の中心部にある組織ですが、これがない髪もあり、まだ詳細が分かっていない部分です

・コルテックス…髪の内部を形づくる組織で、髪の強さやしなやかさのもとです

・メラニン…コルテックス内にある物質で、髪の色を決めるものです。これが少なくなると白髪になります

・間充物質…マクロフィブリル間をつなぐ物質です。パーマやカラーを処理するときに大切な役目を果たします。

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髪の毛は意外と奥が深いものなのです♪( ´▽`)