髪は水で濡れるだけでも傷むんですか?


髪って水でも傷むんです!
弱酸性(pH4.5~5.5)で安定する性質の髪は、弱アルカリ性である水に(平均pH7.8)触れると、pHが変化してタンパク質とタンパク質の間にすき間を生んでしまうのです。このすき間に水が入り髪を膨らませ、キューティクルが開いてしまうなど、髪を不安定な状態にしてしまいます。
では、このpHとは何か?一言で言うと、アルカリ性・酸性といった水溶性の性質を図る”ものさし”。
pHは1~14までの値があり、真ん中のpH7が「中性」、酸味の代表・レモンはpH2~3で酸性、石けん水はpH9~10でアルカリ性となります。日本の水道水の平均値はpH7.8で弱アルカリ性。髪はアルカリ性に傾くとキューティクルが開くという性質があります。パーマやカラーはこの性質を利用して、髪をアルカリ性にすることで変化を起こしています。なので、毛髪が水に濡れたりシャンプーした後は、すぐにドライヤーなどで髪を乾かすことを、お勧めします!

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